こんにちは、小泉です。
人気ビジネス書のマンガ版ってありますよね。
「マンガ版ってどうなの?」とか「オリジナルより内容が薄いんじゃない?」
と軽く見ている人もいるようですが、全然そんなことはないんですよ。
今回はそういった「ビジネス書のマンガ版」について、そのメリットを書いていこうと思います。
目次
ビジネス書における「マンガ版」のメリット
1、ストーリーで内容が理解しやすい
マンガというからにはストーリーはつきもの。
会社員が社長からむちゃ振りされ、その仕事をやり遂げるために本で紹介する技術を使う。
もしくは、全然ダメダメだった主人公が正体を隠したプロフェッショナルから技術を教わることで、どんどん良い方向に成長していく。
そういったストーリーがあると、文章だけで淡々と技術やスキルを説明されるよりも内容が理解しやすくなりますよね。
主人公の身になってその状況を考えられることも、マンガ版ならではです。
2、画像があることで記憶に残りやすい
あなたも、好きだったマンガのキャラが言っていた台詞なんかを今でも覚えているのではないでしょうか?
僕もマンガを読んでいてすごく感動した台詞なんかは今でも鮮明に覚えています。
教科書の内容なんかはすぐ忘れてしまうのに不思議ですね(笑)
なぜマンガの台詞がこんなにも人間の記憶に残るのかと言いますと、台詞という文章を画と一緒に「映像として」記憶しているからなんですね。
人間の脳は「文章よりも映像の方が記憶に残りやすく」できています。
マンガの台詞を思い出すときって、そのときの画も一緒に頭に浮かんできませんか?
それはつまり台詞と画が「一枚の画像」として記憶に保存されているからです。
ビジネス書も同じで、文章だけで長々と説明するよりも画と一緒に台詞にしてしまった方が記憶として残りやすくなる。
ビジネス書をマンガにする最大の利点はここにあると言っていいでしょう。
3、構えないで読み始められる
「ビジネス書」というとなんか難しそうなイメージがあります。
本を開いた瞬間たくさんの文字が眼に入ってくると、本を読みなれない人はそれだけで身構えてしまうかもしれません。
元々そういった書籍が好きな人にとっては普通のことでも、これから興味を持つ人、持ったばかりの人にとっては敷居が高いのは確かです。
マンガは日本人なら誰でも読んだことがある、馴染みのある表現方法。
どんなに難しそうな内容でも、マンガにするだけでグッと親しみやすくなりますよね。
あまり構えないで気楽に読み始められる。
それがビジネス書における「マンガ版」のいいところであるのは確かです。
4、余計な情報を省いて伝えている
ビジネス書一冊の中で、本当に伝えたいことが書かれているのは全体の5%と言われています。
100ページの本があったら、5ページ読んでしまえばその本の「重要部分」は伝わるということですね。
それ以外の内容は多くの場合、わかりやすくするための事例だったり納得させるための理屈や裏付けだったりが書いてあるわけです。
本全体を通して必ずしも必要な内容が書いてあるわけではないと言うことですね。
マンガ版の場合はそういった「あまり必要のないこと」はカットされていることがほとんどです。
なので、手っ取り早く「大事なとこだけ」知りたい人はマンガ版を読んだ方がいいかもしれません。
「本に馴染みのない人」にはお勧め
と言うわけで、ビジネス書の「マンガ版」についてそのメリットを書いてみました。
とくに普段本を読まないとか、あまり読んだことがないという人には書籍版よりもマンガ版をお勧めします。
以前の僕もそうでしたが、文章に馴染みのない人は文字ばかりの本を読んでも理解できない傾向があります。
それはなぜかと言えば、文章というのはその意味を頭の中で「イメージ」することによって初めて理解できるものだから。
普段あまり本を読まない人は、決して理解力がないのではなく文章の内容を「イメージする力」が弱いんですね。要は慣れていないんです。
だから難しく感じてしまう。
マンガというのはその「イメージ力」を補うという点では非常に有効な手段と言ってよいと思います。
書籍版でもマンガ版でも、その本の中で伝えたい「本質」は同じ。
マンガだから内容が浅いなんてことは決してありません。
なので文字ばかりのビジネス書が難しいと感じる人は、ひとまずマンガ版から手にとってみてはいかがでしょうか?